ときふくです。
3回目のヴァーチャル視察では、南三陸の上山八幡宮の神宮をつとめる工藤真弓さんへのヒアリングを行いました!(3月3日実施)
前回後藤伸太郎さんに伺った「七福神舞」についても、神様の現場から改めてお話しがつながってきました。
七福神舞が舞われる荒島に、本浜地区の神様たちが合祀されたのは、チリ地震の時。その時なぜ、神様がお引っ越しをしたのかというと、チリ地震での津波で、本浜の神様たちが波を被ってしまったからなのだそうです。そこで、もともと荒島にいらした弁天岩に六柱の神様たちが加わり、荒島神社に住む?ことになったそうですが、夏祭りの日、神様たちは「里帰り」をするそうで、その里帰りのご案内をするのが七福神なのだそうです。

神道では、七福神に、大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、福寿録、弁財天、布袋尊それぞれの役割があるように、神様には役割があって、一緒にいることにも意味があるそうです。
例えば、海にいらっしゃる霧の神様は、どのへんの霧かによって役割がちがうそうで、陸に近い霧の神様は芸事の神様、海の真ん中あたりの霧の神様は豊漁の神様、海の奥の霧の神様は、安全の神様だそうです!


時間的なスケールや、ものごとを捉えるスケールを大きく持つこと。南三陸の方々へのヒアリングでそのスケールの大きさを感じることが多いです。
生活の近く、いたるところに神様がいて、風が吹いたり、ふと光が射したり、山そのものが神様だったり、工藤さんのお話しの中では、神様は身近でフレンドリーな存在で、目に見えない大きな世界が身近にあるということがすみずみまで普通のこととして息づいていて、具体的な神様たちのお話しがとても面白くてもっと知りたくなりました。
(5月17日記)